ヤマナカゴーキンの受託解析サービスは、お客様の現場課題を“共に解決する”ためのエンジニアリングサービス
CAEは専門家に任せるという選択。
現場密着型エンジニアリングで課題を解決
ヤマナカゴーキンでは、CAE解析ソフト「DEFORM」を活用したエンジニアリングサービスを、受託で提供しています。部分的な解析対応から、プロジェクト単位での技術支援まで、お客様のニーズに応じて柔軟に対応しています。
実際、企業によって依頼の背景はさまざまです。
「材料のひずみや工具摩耗まで含めて再現したいが、社内のCAEではそこまでできない」
「シミュレーション条件はある程度詰めたけれど、計算実行とまとめだけ依頼したい」
「社内に任せられる人がいない。いっそのことCAEに関しては専門家に任せたい」
CAEの導入が進む一方で、“やりたいが、やりきれない”という現場のリアルな壁に、私たちは日々向き合っています。
「まずはこの範囲だけでも可視化したい」
「より精度の高い解析を得たい」
現場のニーズに対し、“DEFORMと製造現場の知見を併せ持ったプロ”に任せるという選択肢が、製品開発全体の精度や意思決定スピードに、確かなインパクトをもたらします。

CONTRACT
SERVICES
01
サービス概要 —
スポット対応から開発プロセス全体に関わる技術支援まで
ヤマナカゴーキンのCAE受託サービスでは、鍛造・切削・熱処理など、DEFORMで対応可能なあらゆる工程に対応しています。
お客様のニーズに応じた支援スタイルは、大きく分けて以下の2つです。
STYLE
A
課題解決に伴走するスタイル
ソリューション型
- STEP.1
- まずは可視化したい現象や課題をヒアリング
- STEP.2
- DEFORMでの再現可能性や解析方針を提案
- STEP.3
- 最初のシミュレーションは無償で対応するケースもあり、まずは実現可能性を一緒に検討
- STEP.4
- 目的に向けて解析を重ねながら、段階的に進行
このスタイルでは、解析の外注ではなく、「伴走パートナー」としての関わりを重視しています。素手にDEFORMを導入済みの企業様でも「より複雑な条件の解析を委託したい」といった理由からご利用いただくケースも多数あります。
STYLE
B
設定済みデータの実行・まとめを委託
計算代行型
- CASE.1
- お客様側で解析条件や数値設定が固まっている場合、その実行・集計・報告のみを代行
- CASE.2
- 必要に応じて、当社で解析データベースを作成・提供し、その後お客様が社内で続きを行うといったケースも可能
社内のリソース不足や繁忙期など、“一時的な支援”として柔軟に活用できる点も特徴です。計算代行型の費用感としては、概算で20万円程度から対応可能です。

CONTRACT
SERVICES
02
お客様事例 —
解決できなかった“見えない課題”にCAEの専門力で応える
“自社で抱えるより任せた方が早い”── CAE解析の一部補完から、専門パートナーとしての継続支援まで。
お客様のさまざまなご相談に柔軟に対応してきた事例を、具体的にご紹介します。
【お客様事例】
シミュレーション分野はヤマナカゴーキンに一任
CAEの専門家と伴走。
“餅は餅屋”の支援体制を選択
医療手術用のメスを製造する現場で、製品外寸にわずかなバラつきが生じるという課題がありました。製品は、厚み0.2ミリほどの精密な平板形状のメス。丸棒素材を金型でプレス成形する工程において、一定数のショットを重ねると、一部の製品が許容公差を超える状態になっていました。
要因としては、「金型の傾き」「ブランク材の配置位置」「ワークの傾き」などが想定されていましたが、どの要素が最も寸法のバラつきに影響しているのかを明確にする必要があり、ヤマナカゴーキンにてDEFORMを用いた解析をご依頼いただくことになりました。
CAE上で各要因ごとのモデルを構築し、条件値はお客様との入念な打ち合わせを重ねながら調整。複数パターンを比較検証した結果、金型自体の傾きが、最も大きなバラつき要因であることが明らかになりました。

「導入よりも依頼」─専門パートナーとの継続体制を選択
このお客様からは、このプロジェクトをきっかけに、現在も継続的にCAE解析をご依頼いただいています。
本来であれば、「ここまで依頼が続くならDEFORMを導入した方がコスト的には合理的では?」という観点もありますが、お客様側では、医療分野の知見・工法開発など他業務に集中すべき領域が多く、CAEまでを自社で抱えるのは現実的ではないと判断。そして何より、“餅は餅屋”として、シミュレーション分野はヤマナカゴーキンに任せた方が、結果的に効率も成果も良いとの評価をいただき、現在も継続的にご依頼をいただいています。

CONTRACT
SERVICES
03
ソフトを超えた価値を。
CAEエンジニアリングの伴走者“ヤマナカゴーキン”

ヤマナカゴーキンの受託解析サービスは、CAE解析ソフト「DEFORM」の販売代理にとどまらず、お客様の現場課題を“共に解決する”ためのエンジニアリングサービスとして展開しています。
私たちは創業以来、製造業として培ってきた実務経験を背景に、自社内で30年以上にわたりDEFORMを使い込み、磨き続けてきました。単にソフトの操作に留まらず、「製造現場では何を可視化すべきか」「その解析結果がどう活かされるべきか」といった実務視点の問いに、技術と経験で応えることが私たちの強みです。
また、「ファーストコールカンパニー」としての理念のもと、お客様の困りごとや迷いが生じたとき、最初に相談いただく存在であることを私たちは何より大切にしています。そのために、社内リソースや導入状況にかかわらず、「まずはこの範囲だけ」「条件だけ見てほしい」といったご相談にも、柔軟に対応できる体制を整えています。
エンジニアリングの力で課題解決を支える、現場密着型のCAEサポート。ヤマナカゴーキンの受託サービスに、ぜひお気軽にご相談ください。

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CAE技術者を育てる「サポート体制」
導入から定着・実務活用まで、現場視点で支えるサポート&トレーニングをご用意。DEFORMを“使いこなせる力”を着実に育てます。
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株式会社ヤマナカゴーキン
現場で培ったCAEの知見を活かし、導入から活用提案までを一貫支援。ものづくり革新を力強く後押しします。