設計から製造まで。CAEを使いこなす力が、現場の未来を変えていく。

変革期の製造業にCAEの価値を浸透させる —
株式会社ヤマナカゴーキンの使命

株式会社ヤマナカゴーキン
ソリューション事業部 価値創造技術部 部長

牟禮 昌哉

製造業において、CAEシミュレーションはすでに「無くては何も始まらない」技術になっています。その存在が当たり前になって久しく、デジタル化やDXといった言葉が浸透する以前から、製造現場では欠かせない役割を果たしてきました。
今、あらゆる製造業の現場で問われているのは、「いかにものを作らずして、ものを作るか」という視点です。最終的には、図面どおりの完成品、しかも合格品を安定して生産することが求められますが、その最適解を、実際の現場ではなく、サイバー空間上でどこまで詰められるか。ここに、CAEシミュレーションが果たす役割の大きさがあります。

私たち㈱ヤマナカゴーキンでは、設計段階からCAEを活用し、形状検討・工程設計・負荷予測までを徹底的に行うことで、実際に多くの現場で、試作回数の削減、工程の効率化、コストダウンを実現してきました。これは単なる理論ではなく、現場で私たち自身が積み上げてきた“実践”の成果です。

私たちは、CAEシミュレーションを“意のままに扱える力”こそが、これからの製造業にとって不可欠な価値だと信じています。その価値を、この大きな変革期を迎えた製造業界に広く浸透させていくこと――それが、CAE解析ソフト「DEFORM」を日本国内で唯一取り扱う私たち㈱ヤマナカゴーキンの責任であり、使命だと考えています。

現場の声が、次の機能を生む。スピード進化するCAE「DEFORM」の最前線。

期待を超えて進化するCAE —
“驚き”が絶えないDEFORMの魅力

私たちは、日々DEFORMを使いながらも、バージョンアップのたびに「こんなことまでできるようになったのか!」と驚かされることが少なくありません。それほどDEFORMの計算能力や進化のスピードには、目を見張るものがあります。

特に米国の開発会社SFTCは、考え方が非常にフレキシブルでいてくれます。
DEFORMを国内販売する弊社は、ユーザーの皆さまからいただいた声やご要望を、都度SFTCに直接フィードバックしています。その声やご要望の多くが、実際にバージョンアップの中で機能として反映されていることに、私たち自身も強い信頼を寄せています。
たとえば、年に2回、SFTCの技術者を招き、長年ご利用いただいているユーザー企業様を中心に、現場を訪問する機会があります。そうした中で出てきた改善要望に対し、半年後の訪問時には「その機能、今回のアップデートで対応済みです」とお伝えできるケースも少なくありません。実際に「えっ、もうやってくれたの?」というお声をいただくことも一度や二度ではなく、嬉しい驚きとしてユーザー様には受け止めていただいています。

㈱ヤマナカゴーキンとSFTCがしっかりと連携しながら、ユーザー様の現場に寄り添い、柔軟に対応し続ける。この体制こそが、DEFORMの真の魅力であり、私たちが自信を持ってご提供できる“ユーザーエクスペリエンス”なのです。

製造の知見とCAEの力が交差する、ヤマナカゴーキンの伴走支援。

現場と共に歩んできた株式会社ヤマナカゴーキン
唯一無二のサポート体制

シミュレーションソフトというのは、DEFORMに限らず、購入してすぐに効果が出るようなものではありません。むしろ、そこからがスタートだと私たちは考えています。
非常に高額なソフトを導入し、それを自社の加工プロセスや製造工程にどう組み込み、どう活用して成果につなげていくか——。その調整や最適化こそが最も難しく、最も重要なポイントです。私たち㈱ヤマナカゴーキンは、そうした導入後の現場課題にしっかり寄り添い、実用レベルでの“使いこなし”を徹底的にサポートすることを、何よりも大切にしています。

もちろん、簡単なことではありません。だからこそ私たちは、ユーザー様が直面している本質的な課題をまず丁寧に見極めることを大切にしています。ヒアリングを重ねる中で、「実はその工程自体、無理にCAEでやる必要はないのではないか」といった、単なる操作支援にとどまらない、根本的な視点からの提案も行います。
それが可能なのは、㈱ヤマナカゴーキンが単なるソフト販売会社ではなく、創業以来60年以上にわたり、鍛造用金型の設計・製造という“ものづくりの現場”に深く携わってきた会社だからでしょう。CAEの知識と製造の知見、その両方を兼ね備えているからこそ、机上の理論だけでない、実践に基づいた提案ができるのです。

唯一無二のCAEソフト「DEFORM」、そして現場とともに歩んできた㈱ヤマナカゴーキン。この2つが掛け合わさるからこそ、他にはないサポートが実現できると、私たちは自信を持って言えます。

設計・解析・現場データのすべてをつなぎ、現場課題の解決に挑み続ける。

製造現場の未来をつくる。
株式会社ヤマナカゴーキンが目指す新たな価値提供

DEFORMの米国の開発会社SFTCは、日本市場を非常に重視してくれています。欧米系ソフトにありがちな“本国主導の仕様”とは一線を画し、日本の製造業の現場で、「成果を出すためには何が必要か?」を常に意識しながら、開発に取り組んでくれています。
実際、DEFORMのライセンス導入数は、世界全体でも日本が上位に位置しており、それはまさに日本の製造業がこのソフトを高く評価している証でもあります。今後も、現場のリアルな課題を起点に進化し続けるDEFORMに、ぜひご期待いただきたいと思います。

そして㈱ヤマナカゴーキンでは、主事業である鍛造を中心とした金型の開発・製作事業とは別領域として、「サイバーフィジカルシステム」の実装にも早くから注力してきました。
このCAE解析ソフト「DEFORM」の販売事業も、その流れの中にあります。それに加えて、現場のセンサーから取得したデータをもとに、設備の状態をリアルタイムで監視・解析し、生産性の向上や業務の最適化につなげる「モニタリングソリューション」といった取り組みも進めています。
弊社はCAEだけにとどまらず、現実空間(フィジカル)とデジタル空間(サイバー)をつなぐ技術を通じて、日本の製造業が抱えるさまざまな課題を解決するパートナーでありたいと考えています。

ものづくりを支える現場に寄り添い、未来の産業に貢献する。その思いのもと、これからも㈱ヤマナカゴーキンは、CAE解析ソフト「DEFORM」、そしてサイバーフィジカルを活用した各種ソリューションの両輪で、製造業の皆さまと共に歩んでまいります。

先駆けて取り組んできたloT/DXなどの先進的な技術。今後大きく発展していくデータサイエンス。高度な技術をかけ合わせた新しいソリューションにより、社会やお客様の課題解決に挑戦していきます。

株式会社ヤマナカゴーキン

Yamanaka Eng Co., Ltd.

DEFORMを支えるのは、経験豊かなCAEチームと確かな開発環境。㈱ヤマナカゴーキンの魅力と強みをご覧ください。

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