DEFORM UGM 2026 Summer開催!!現場課題に応える「DEFORM最新機能」をキャッチアップ
参加申し込み方法とイベント概要
| イベントタイトル | DEFORM Users Group Meeting 2026 Summer |
|---|---|
| 開催日時 | 2026年7月15日(水)14:00~17:00 |
| 開催形式 | オンライン(Microsoft Teams) |
| お申し込み方法 | ご希望の方は、ページ下部の「お申込みフォーム」よりお気軽にお申し込みください。
お電話でのお申し込みも承っております。お気軽にお問い合わせください。 |
| 参加費 | 無料 |
費用対効果と解析精度を高めるDEFORM最新アップデート!!
DEFORM Users Group Meeting 2026 Summerを、2026年7月15日(水)にオンライン形式で開催いたします。
今回のUGMでは、DEFORMの最新機能と今後のアップデート情報を通じて、現場における解析活用をさらに加速させるための実践的な実例をご紹介します。これまで現場で求められてきた機能が、DEFORM上でより具体的に活用できる段階へと進化しています。
紹介する機能の多くは、実際のDEFORMユーザー様から寄せられた現場要望・課題をもとに開発が進められてきたものです。DEFORMがどのように進化しているのか。その進化が、現場の課題解決や投資効果の向上にどのようにつながるのか。ぜひ当日のミーティングで、最新アップデートの価値をご確認ください。
プログラム
| 14:00~14:05 | 開会の挨拶(株式会社ヤマナカゴーキン) |
|---|---|
| 14:05~14:45 | 最新のDEFORM開発状況について(開発元SFTC) |
| 14:45~17:00 |
新バージョンの新機能紹介(株式会社ヤマナカゴーキン) ① 製品アップデート・操作性向上 ② コア解析技術開発(Solver・Mesh・API) ③ 加工プロセス別追加機能・事例紹介 |
| 17:00 | 閉会 |
解析業務にインパクトをもたらすDEFORM注目機能
当日のUGMでは、製品アップデートや操作性向上、Solver・Mesh・APIなどのコア解析技術、さらに加工プロセス別の追加機能まで、新バージョンに関する多くのアップデート内容をご紹介します。
本ページではその中から、鍛造、ブランキング、熱処理に関する機能を一部ピックアップし、概要をご紹介します。
【①熱間鍛造】 カートリッジヒーターによる金型温度制御をDEFORMで再現
熱間鍛造では、金型温度を一定の範囲に保つことが、成形品質の安定化に大きく関わります。例えば、離型剤は金型温度が低すぎると十分に定着せず、潤滑状態や製品品質のばらつきにつながる場合があります。

今回の機能改善にて、カートリッジヒーターによる金型加熱をDEFORM上で設定できるようになりました。実際の熱間鍛造現場では、目標温度と下限温度を決め、その範囲内でヒーターのON/OFFを自動的に切り替えながら金型温度を制御します。こうした現場で実際に行われている詳細な温度制御を、DEFORMのシミュレーション上でも再現可能となります。
これにより、金型内部の温度変化を可視化しながら、熱間鍛造時の温度管理や品質安定化に向けた検討を、より現実に近い条件で行うことができます。
本機能は、実際のお客様からのご要望をもとに開発・実装された機能です。バージョン14より搭載されており、現在すでにご利用いただけます。
【②ブランキング】 ブランキング加工におけるリメッシュ精度を向上
EV化の進展により、モーターの高出力化・高効率化への要求はますます高まっています。モーターコアのようにブランキング加工で成形される部品では、打ち抜き時に発生する変形やひずみが製品性能に影響する場合があります。

こうした背景から、2022、23年頃には、国内のDEFORMユーザー様からもブランキング加工の解析精度向上に関する要望が多く寄せられるようになりました。開発元であるSFTCも、そうした現場の声を直接受け止め、以降、ブランキングやプレス加工全体のシミュレーション機能向上に力を入れてきました。
パンチ・ダイス間のメッシュ設定を効率化

こうした解析で重要になるのが、変形に応じてメッシュを切り直す「リメッシュ」です。特に、パンチとダイスの隙間であるギャップ部は、打ち抜き時の変形が集中しやすく、解析精度に大きく関わる領域です。
今回の機能改善では、このギャップ幅に対して、どの程度細かいメッシュを自動生成するかを指定できるようになりました。ギャップ幅に対する割合で指定する方法に加え、ギャップ幅やメッシュサイズを絶対値で柔軟に指定することも可能です。
R形状に沿ったメッシュ再生成が可能に

また、ブランキング加工では、パンチが材料を押し込む際、板材とパンチの接触部でメッシュが干渉してしまう場合があります。有限要素法では、メッシュは直線要素の集合で構成されるため、特にパンチやダイスのコーナーR部では、形状に十分追従できず、解析精度に影響することがあります。
本件の機能改善では、コーナーRの大きさに対して3つ以上の点が確保されるようリメッシュすることで、接触部での干渉を防ぎ、R形状をより適切に表現できるようになります。
今回のDEFORMの機能改善により、ブランキング加工における重要領域をより効率的に細分化でき、リメッシュ設定の自由度と再現性が向上します。これらの機能は、「V15.0」「V15.0+」にて段階的に実装予定です。
【③熱処理】 液体焼入れ時の沸騰挙動を考慮した“熱伝達解析”が可能に!
熱処理における焼入れでは、ワークを冷却液に投入した際、表面で沸騰が発生し、その状態によって冷却のされ方が大きく変化します。沸騰には、核沸騰・遷移沸騰・膜沸騰といった段階があり、部位ごとの冷却速度や熱伝達率に影響を与えます。

今回のバージョンアップでは、この液体焼入れ時の沸騰挙動を考慮した熱伝達解析が、DEFORM上で可能になります。これにより、従来のガス焼入れなどに加え、水や油などの液体による焼入れにおいても、より現実に近い冷却条件をシミュレーションできるようになります。
沸騰を考慮したシャフト焼入れ解析
1つ目の事例として、850℃に加熱したキー溝シャフトを、30℃の無撹拌の水槽に投入する焼入れ解析を紹介。解析により、シャフトの上面・下面・キー溝側面・外径側など、部位ごとに異なる熱伝達率を算出することができます。

例えば、上面や下面は比較的冷えやすい一方で、キー溝側面やその反対側では冷え方が異なるなど、蒸気膜の影響を含めた冷却挙動の違いを確認できます。これにより、焼入れ時の温度変化や熱伝達のばらつきを、部位ごとにより詳細に把握できるようになります。
ギアの油焼入れによる変形・応力を解析

2つ目の事例として、ディファレンシャルギアモデルに対して、油による焼入れを行う解析をご紹介します。この解析では、油の流れをベクトルで可視化しながら、製品の温度変化や熱伝達率を確認することができます。
さらに、冷却に伴う変形や応力、組織変化についても計算できるため、焼入れ後の品質や寸法精度への影響をより詳細に検討できます。当日のミーティングでは、沸騰モデルによって蒸気膜の影響をどのように考慮し、液体焼入れ時の冷却挙動をどのように解析できるのかを、実際のシミュレーション事例を通じてご紹介します。
従来のDEFORMでは、流体を考慮した熱伝達率の算出はガス流体が中心でした。2026年リリース予定のバージョン15.0では、液体による焼入れにも対応し、沸騰モデルを活用した熱伝達解析が可能になる予定です。
本ページでご紹介した内容は、当日のアップデート紹介の一部です。UGMでは、加工プロセスや現場課題に応じたさまざまな機能改善を、具体的な事例とともにご紹介します。
DEFORMの進化を現場活用につなげるこの機会。ぜひチームメンバーの皆様もお誘いあわせのうえ、ご参加ください。
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