“教える”のではなく、“ともに考える”。その姿勢が現場に定着する力を育ててきました。

お客様とともに育ててきた支援体制 —
㈱ヤマナカゴーキンが築いた現場起点のCAEサポート

「CAEを導入しても社内に定着しない」「解析を任せられる人材が育たない」──多くの製造現場が抱える、こうしたCAEソフトウェアにまつわる課題に、私たちは長年向き合い続けてきました。それらの課題を、現場の実情に即して根本から支えていくこと。それこそが、㈱ヤマナカゴーキンのDEFORMサポートが果たしてきた役割であり、今もなお、私たちの支援の中核にあります。
その体制は、最初から十分に整っていたわけではありません。実際に現場で起きたトラブルや疑問、ご相談のひとつひとつに向き合うなかで、私たち自身が多くの気づきや課題をいただき、育てられてきたと感じています。

サポート担当者が直接お客様と接することで学び、鍛えられる。そして寛容な心でDEFORMと私たちを信頼し、使い続けてくださったユーザーの皆様の存在こそが、現在の支援体制を支える大きな力となっています。
CAEベンダーであり、製造現場でDEFORMを使い続けてきたユーザーでもある──その両方の立場を持つ私たちだからこそ、一方的に“教える”のではなく、“現場とともに考え、ともに育つ”という関係を大切にしてきました。
これからも、その姿勢を変えることなく、現場に根ざした支援を続けてまいります。

技術者を育て現場を支える

DEFORMサポート3つの特徴

Features

01

“共に解決する”を標準に。5~6名の専任サポート体制

サポートチームでは、専任担当が常時5~6名で対応しており、さらに社内には、金型設計を担当するエンジニア25名以上が、日常的にDEFORMを活用しています。こうした実務に根ざした知見が、日々の対応品質を支えています。
お問い合わせへの対応では、「なぜその現象が起きたのか」「次に何をすべきか」といった背景まで丁寧にお伝えする姿勢を大切にしています。必要に応じて画面キャプチャなども活用しながら、具体的な操作手順を一つずつ明示し、再現性のある習得を支援しています。

Features

02

CAE技術者を育てるトレーニングプログラムを提供

CAEソフトは、ただ導入すれば成果が出るものではありません。使いこなすためには、専門知識や技術的な判断力を備えた人材が欠かせません。㈱ヤマナカゴーキンでは、「CAEソフトは操作する人の理解と応用力に依存する」という考え方のもと、実践形式のトレーニングで一人ひとりの理解を着実に深めていきます。
導入時の研修では、受講者自身にできるだけ多く手を動かしていただき、疑問やつまずきがあればその場で丁寧にフォロー。現場で応用し、頼られる人材へと育っていけるよう、私たちも伴走するつもりで支援しています。

Features

03

一貫したCAEブランドと、継続率90%超が証明する信頼

CAE業界では、ソフトや販売代理店の統廃合が珍しくなく、サポート体制の変化に不安を感じる声も少なくありません。
その中で㈱ヤマナカゴーキンは、2001年の総販売代理店スタート以来、一貫してDEFORMというCAEブランドと販売体制を守り続けてきました。製品もサポートの姿勢も変えることなく、信頼を丁寧に積み重ねてきた結果、自動車関連メーカーや大学をはじめ、20年以上継続してご利用くださっている企業も多数。販売開始以来、9割以上という高い継続率を維持できているのは、そうした長年のお付き合いとご支援のおかげです。

DEFORM
SUPPORT

01

製造を知るユーザー × 支えるベンダー
㈱ヤマナカゴーキンが築くユニークな支援体制

DEFORMを販売する㈱ヤマナカゴーキンは、単なるCAEベンダーではありません。1995年、自社の金型設計業務にDEFORMを導入して以来、“製造現場で使い続けてきたユーザー”でもあります。
現在は、鍛造・切削などの加工工程で、日々DEFORMを活用する設計エンジニアが社内に25名以上在籍。そのすぐ近くで、5~6名体制のCAEサポートチームが業務にあたっており、両者が同じフロアで情報を交わす体制が築かれています。“使う側”と“支える側”がリアルに行き交うこの日常こそ、私たちの支援体制の土台になっています。

たとえば、「こんな成形挙動も再現したい」「こういう評価指標が見られると嬉しい」といった社内ユーザーからの声は、開発元である米国企業「SFTC」へのフィードバックとして、サポートチームが直接届けています。
こうしたリアルな現場ニーズが、自然と製品改良に活かされていく。この循環が長く続いていることは、私たちにとっても大きな財産です。

製造現場の感覚を知る人間が、同じ目線でサポートに関わり、製品づくりに還元していく──。
そのサイクルを、これからも現場と共に回し続けていけるよう、私たちも日々学びながら支援を続けてまいります。

私たちは、“共に考え、共に成長していく”という姿勢を常に胸に留めながら、人員体制とサポート品質の両面で、「導入後も安心」と実感いただける支援を提供しています。

DEFORM
SUPPORT

02

実践・継承・誤用防止
CAE技術者育成の多層的トレーニング

CAE解析は、いまや製品設計・製造現場に欠かせない工程となりつつありますが、その活用成果は、使い手の知識や判断に大きく左右されます。便利な機能であっても、前提や設定を誤れば品質の低下ばかりか、場合によっては企業に多大な損失をもたらすリスクもはらんでいます。
こうした背景を踏まえ、㈱ヤマナカゴーキンではDEFORM導入時に、3日間の「個別トレーニング」を実施。東京工場の専用フロアで、受講者一人ひとりがPCを操作しながら学ぶ実践形式を採用しています。研修の中では、講師が“見せる”のではなく、受講者が“使いこなす”ことを主眼に置いた構成で、現場での応用力を身につけていただけるよう心がけています。
さらに、CAE人材の社内育成や次世代への技術継承に向けたセミナー、より専門性を高めるための「ユーザーサブルーチン」研修など、状況に応じた学習機会もご用意しています。

CAEは本来、技術者の知見と責任に支えられた解析技術です。国内でも(一社)日本機械学会を中心に、誤用や過信による損失を防ぐための啓発が進められています。私たちもその考え方に賛同し、DEFORMを正しく、安全に活用できる人材を育てていけるよう、これからも実践的なトレーニング支援に取り組んでまいります。

「社内で実務に対応できるCAE技術者」を育てる。それが、私たちが提供するトレーニングプログラムの目的です。

DEFORM導入後に受けられる「CAE技術者育成トレーニング」を紹介

DEFORM
SUPPORT

03

導入後の成長を支える
CAEソフトウェア「DEFORM」活用支援サイト

㈱ヤマナカゴーキンでは、CAEソフト「DEFORM」を導入いただいた企業様向けに、専用の活用支援サイトをご提供しています。操作マニュアルやFAQ、各種関連資料などをまとめて掲載しており、日々の業務で必要な情報を随時確認いただけるようになっています。

掲載されている各種資料は、開発元である米国企業「SFTC」の技術情報をもとに、㈱ヤマナカゴーキンのCAEチームが自ら内容を理解・検証したうえで、日本の製造業ユーザーにも分かりやすい形に翻訳・再編集・制作したものです。操作に関する基本的な情報はもちろん、業務の中で直面しやすい疑問や設定の工夫など、現場目線で役立つ情報を集約しています。

「CAE技術者を社内で自立的に育てていきたい」という多くの製造企業のニーズに対し、この活用支援サイトは、日々の運用を支える一助として活用いただけます。
学びを継続しやすい環境があるからこそ、DEFORMは「導入後」にも力を発揮します。

上位トレーニングコースの紹介、材料試験支援の案内、さらには実務へも応用できる解析事例も提供しています。

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