操作・導入
他CADから形状の取り込みは可能ですか?
3Dでは、STL形式(*.STL)を利用します。
その他、外部で作成したメッシュデータを読み込む際、Universal形式(*.UNV)、Nastran形式(*.NAS)、Patran形式(*.PDA, *.PAT)が、形状データ/メッシュデータとして利用可能です。
テンプレートとは何ですか?
テンプレートとは、加工方法別に、解析設定を簡単に可能にする雛形のことです。
DEFORM-3D/2Dをご契約の場合、無償でテンプレートを1つ提供いたします。
使いこなすためのサービスを教えてください
下記のサービスをご用意しております。
- ユーザー向けのトレーニング(3D、ポスト)
- ユーザー専用サイトに掲載されているFAQ、マニュアル、チュートリアル
- 電話、メールによるサポートサービス
DEFORMの操作方法などについて問合せたいときは、どこに連絡すれば良いでしょうか?
Eメールや電話で受け付けております。何かございましたら、いつでもご連絡下さい。
E-Mail:cae@yamanaka-eng.co.jp
TEL:043-498-3447 (平日:10:00~17:30)※年末年始等弊社休業日を除く
DEFORMをインストールする際、事前に準備するものは?
下記3つを準備をして下さい。
- インストールメディア(DVD)またはダウンロードしたインストールデータ
- パスワードファイル 【DEFORM.PWD】(メールにて送信)
- セキュリティキーデバイス(USB)
※インストールの際は必ずインストレーションノートをご覧下さい。インストールメディア内から、またはサイト内の[リリースインストレーションノート]からも資料を閲覧できます。
※インストールの実施には、管理者権限でのログインが必要です。
ライセンス・契約
オプションは、追加または変更可能ですか?
オプションの追加、変更ともに可能です。
【例】バッチキュー(順次計算機能)なし → バッチキュー追加
【例】2並列計算仕様 → 4並列計算仕様。
■ ライセンスオプション資料のダウンロードページ
DEFORMの計算・業務効率を大幅に改善
価格について、教えてください。
お客様の解析の用途、目的に応じて、さまざまなライセンス形態をご用意しております。
導入にかかる費用に関しては、お客様からご希望の内容や予算などをヒアリングしたうえで、最適なプランをご提案させていただきます。
お問い合わせフォームより、お気軽にお問い合わせください。
オプションを追加したいのですが、すぐに利用できますか?
レンタルライセンス(期間限定)から、永久ライセンス(買い取り型)へ変更することができますか?
変更することができます。
費用等につきましては、弊社営業までご連絡下さい。
ライセンスについての詳しい内容は、下記ページよりご確認ください。
■ 導入プランページ
DEFORM製品8つのラインナップと2つのライセンス形態
年間使用契約に比べ、永久ライセンス(買い取り型)は、どのようなメリットがありますか?
次年度からの更新費用が保守サービス料のみとなり、年間契約に比べ、少ない費用で更新できます。
長い目で見ると、費用的にも割安になります。
ライセンスについての詳しい内容は、下記ページよりご確認ください。
■ 導入プランページ
DEFORM製品8つのラインナップと2つのライセンス形態
解析機能・対象プロセス
材料データは、どれくらいの種類が登録されていますか?
約300種類の材料データが登録されています。
解析の途中から計算できますか?
解析の途中からも計算可能です。
解析で計算できる要素タイプは何ですか?
2次元では、四角形要素です。
3次元では、四面体要素、五面体要素、六面体要素に対応しております。
全て1次要素を用いています。
実験計画法(DOE)を使えますか?
実験計画法(DOE)は、DEFORMでサポートしております。
サンプリング方法として、タグチメソッドも使用可能です。
※DOEモジュール、DOE/OPTパッケージ、Premiumパッケージのご契約により利用可能
DEFORM製品として、「DEFORM-DOE OPT Package」がございます。
実験計画法(DOE)および最適化(OPT)解析に特化した高効率パッケージです。
詳しい内容については、下記ページよりご確認ください。
■導入プランページ
DEFORM製品8つのラインナップと2つのライセンス形態
ロールフォーミングの解析はできますか?
はい。3DのShape Rollingテンプレートを用いて、ロールフォーミングの解析を実施することができます。
高周波による加熱の解析はできますか?
はい、できます。
対応ソフト
- DEFORM-HT2/HT3
- DEFORM-2D/3D + オプションMicrostructure(HT)
ただし、まだ解析条件や、形状など、いくつか制約がありますので、詳細のご質問については、サポートまでご連絡ください。
DEFORMは、鍛造用と聞いたことがありますが、ほかの工程の解析には対応していますか?
はい。鍛造以外にも、板鍛造やロール成形、締結などの塑性加工全般の解析ができるようになっています。
また、切削や熱処理、などの分野にも対応しております。
DEFORMで、どのような解析ができますか?
冷間・温間・熱間鍛造、押出し、引抜き、板材成形、破断解析、圧延、ロール成形、リングローリングなどが解析可能です。
※解析内容により、必要なテンプレートを選択する必要があります。
・3Dのテンプレート(鍛造、切削、コギング、圧延、押出し、フローフォーミング)
・2Dのテンプレート(鍛造、切削)
テンプレート・モジュール
フォーミングテンプレートとDEFORM-F2/F3は、違いがあるのでしょうか?
機能上、違いはございません。
切削(マシニング)テンプレートでは、どのようなモデルを解析できますか?
Turning、Boring、 Milling、 Drillingの主な4つのプロセスを設定できます。
ウィザード形式で設定を進めることができ、簡易的なチップなどの形状データを3次元CADを使用せずに作成できる機能やALE法を用いた定常解析を行うことができます。
シェイプローリングテンプレートはどのようなことができますか?
ウィザード形式で設定を進めることができ、複数のロールスタンドの工程や 熱伝達など各工程間で変更を必要とする条件を自動制御で計算を行うことができます。
また、六面体要素のリメッシュにも対応しています。
ラグラジアン法による解析、ALE法を用いた定常解析ともに実行できます。
コギングテンプレートでは、どのようなことができますか?
ウィザード形式で設定を進めることができ、工具やマニュピュレータなどの3次元形状を寸法入力で作成でき、工具の移動や素材の回転、熱伝達など各工程間で変更を必要とする条件を自動制御で計算を行うことができます。
また、六面体要素のリメッシュにも対応しています。
熱伝達率の逆計算モジュールは、どのようなモジュールですか?
熱伝達率逆計算モジュールは、通常、変形や熱処理解析で定義している熱伝達率を実験値から逆計算にて求めるモジュールです。
実験で測定した温度履歴データから、最適な熱伝達率を求めることができます。
熱処理解析のモジュールでは、どのような解析ができるのでしょうか?
相変態を考慮した焼入れ解析や高周波加熱、抵抗加熱、大変形の解析結果から結晶粒予測の機能をご利用頂けます。
相変態を考慮した解析では、昇温/降温中の相変態による体積変化、浸炭・拡散による炭素濃度分布、焼入れ後の硬度分布、各組織相の体積分率などを解析結果から得ることができます。
ハードウェア・計算環境
準備するハードウェア、対応OSについて教えてください
【OS】Windows11,10,8.1(64bit)
【メモリ】32GB以上推奨
【HDD空き容量】10GB以上
※CPUのスペックには特に必須スペックはございませんが、動作周波数が高いほど、計算速度が向上します。
※Windows以外にLinuxも対応しております。
計算時間を短縮させるためには、どのような方法がありますか?
1.オプション 並列計算を使用
複数のコアを使用して計算することにより、計算時間短縮の効果があります。
※別途ご契約が必要です。
※3D、HT3、F3に対応
■ ライセンスオプション資料のダウンロードページ
DEFORMの計算・業務効率を大幅に改善
2.ハードウェアを性能のよい最新のマシンへ変える。
※5年以上前のマシンをご利用の場合は、マシン更新をお奨め致します。
順次計算する機能はありますか?
並列計算は可能ですか?
ハードウェアの各構成の計算へどのように影響するか教えて下さい。
■ CPUとCore数
計算時間に大きく影響します。CPUの性能が良いほど、計算時間を短くできます。
また、DEFORM-3D/HT3/F3では、複数コアを使った並列計算を行うことで、計算時間短縮を図れます。
※並列計算には、別途オプション契約が必要になります。
■ メモリ
計算規模、使用できる要素数に関係してきます。メモリ容量が大きいほど、大規模モデルに対応できます。64 bit OSにおいては、32GB以上をお勧めします。
■ ビデオカード(グラフィックカード)
ミドルレンジ以上(ビデオメモリー2G以上)をお勧めします。
■ ハードディスク
500GB以上
※インストールに必要な空き容量:約10GB
並列計算で計算した場合、計算時間は、どのくらい短縮されるのですか?
■ 鍛造モデルの一例
解析条件:素材を剛塑性体(四面体要素 240,000)、工具を剛体としたモデル
2並列(2core)の場合、並列なし(1core)に比べ 41% 計算時間短縮
4並列(4core)の場合、並列なし(1core)に比べ 61% 計算時間短縮
■ 熱処理モデルの一例
解析条件:素材を弾剛塑性体(六面体要素 81,000)とした冷却工程モデル
2並列(2core)の場合、並列なし(1core)に比べ 36% 計算時間短縮
4並列(4core)の場合、並列なし(1core)に比べ 55% 計算時間短縮
※並列化するCore数や、使用ハード、解析条件により計算時間が異なります。
導入検討・活用シーン
DEFORMを海外拠点で利用することは出来ますか?
当社は、アセアン(東南アジア)販売代理店です。
アセアン地域であれば、直接対応させていただきます。
また、アセアン以外の地域に関しても現地の代理店を通してサポートが可能です。
詳しい内容につきましては、お問い合わせフォームより、お問い合わせください。
DEFROMは大学機関で導入できますか?
教育機関での研究、授業での利用を目的としたアカデミックラインセスをご用意しております。
価格や詳しい内容につきましては、お問い合わせフォームよりお問い合わせください。
CAEとは何のことですか?
CAEとは、Computer Aided Engineeringの略称で、コンピューターを活用した設計技術のことです。
コンピューター技術を活用することによって、設計の初期段階から仮想トライを充分に行い、できるだけ少ないトライ回数で、高品質な製品の開発を可能にします。
解析業務を依頼することはできますか?
実践解析・応用事例
切削加工で発生する残留応力による“反り”のシミュレーションでは、どの程度の計算時間がかかりますか?
加工中に発生する残留応力値を正確に取得するための計算には、ある程度の時間を要します。しかし、反り挙動そのものを再現するシミュレーションの計算は比較的短時間で、10〜15分程度で完了しました。
複数の穴加工を行う場合、後工程で開けた穴によって、すでに加工済みの穴径が変形してしまう現象は再現できますか?
はい、可能です。
DEFORMでは、一つの穴加工による応力やひずみがワーク全体に与える影響を解析できるため、他部位の穴径や寸法変化も確認できます。これにより、加工順序や穴位置設計の妥当性を事前に評価し、不具合の発生を防止する検討が可能です。
切りくずの「飛散方向」は予測できますか?
はい、できます。
工具すくい面上で、形成・離脱していく「切りくず」の速度ベクトル(向き・大きさ)を見ることで、ある程度具体的に評価をすることは可能です。
実際に、そういった活用をされているお客様もいらっしゃいます。
ワークを削り終わった後、工具がワークから抜けていく箇所の「バリ」まで見ることは可能ですか?
はい、可能です。
ワーク側のエッジ部に発生する微小なバリ形状についても、メッシュ分解能を十分に高く設定することで、バリの発生位置や形状をDEFORM上で再現・観察することは可能です。
切削加工のシミュレーションでは、計算時間はどの程度かかるのでしょうか?参考になる目安の数値があれば教えてください。
旋削加工(直線)を対象にシミュレーションを行った際のDEFORM上での設定条件、使用PCのスペック、および計算時間は下記のとおりです。
ぜひ参考にしてください。
■ 計算時間
・52分3秒
■ DEFORM 設定条件
・メッシュ数:約3万~4万
・メッシュタイプ:四面体
・オブジェクトタイプ:剛塑性体
・ステップ数:1002
・加工距離:3.3mm
■ PCスペック/実行条件
・CPU:Intel Core i5-14500
・メモリ:64GB
・バージョン/並列:DEFORM 3D v14.0(4並列計算)
本結果はあくまで参考値です。形状の複雑さ、要素サイズ(メッシュ分解能)、接触/摩擦条件、リメッシュ頻度、並列数などにより計算時間は大きく変動します。
開催予定のイベント・セミナー
Upcoming Events & Seminars